散歩道<2004>

                           絵画展・第92回院展

 院展の初日で、ウイークデーということもあり、高齢者の男女が多い、1階ではフイルデルフィア美術館展をやっている。何人かのグループでこられている人がほとんどで、賞に入ったり、特別の絵かと思われる前でいろいろと話されている人が多かった。今日の絵は西洋、東洋、日本とよくバランスが取れているようだが、日本を画いた絵がやや多く出品されているようで、どれも力作である。
 平山郁夫様
*1のトルコ・エフェソスの絵*3どん幅広く飾られている。(この風景は,私もエフェソスの旅で印象に残っているところだ)
 自然の風景、波打つ海、さざなみが今うっているように見間違う湖面、生い茂った遠くまで続く樹木、果実をつけ1枚1枚の葉が一杯に画かれている絵、散りゆく桜や、春霞、厳しい冬の雪山の中で立っている木々の様子が細かく描かれたものが印象に残った。
ヌードの絵は1枚だけである、ただ今現在というより、背景や思いを時間をかけて描かれたものが多くあるようだ。戦争を思い出す絵は1枚(満州から帰国時の乗船の絵)にすぎなかった。記憶も消えつつあるのだろうかと気になった。これだけ大きな絵は何ヶ月、何年もかけて画かれているのに、舞い落ちる瞬間に捉えられた落ち葉、その気持ちの持続はどのように持ちこたえてこられたのかと、実に大変な仕事であるとっ感じたものである。
 今回は先日プロ*2が語っているような見方でこの展示会を見るようにした。散歩道<1985>自分が本当に欲しい絵はどれだろうと、2回まわってみてみたどうしても、表彰されたものにはひきつけられるし、そのよさはなんだろうと又、考えて見た。絵はいつ観てもいいものだ。

関連記事:散歩道<432>シルクロード・アーカイブ・悠久の音楽、<843>*1平山郁夫シルクロード展、<1742>春の院展、<1985>*2プロの美術展の見方、<検索>絵画展

備考:エフェソスの写真<97>*3、<229>*3
<Top>2100記念写真*3
備考:再度見学:やはり前回いい絵だと思ったものは今回見ても素晴らしかった。新しい人物の描かれた好きな絵を見つけることができた。


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