散歩道<1938>                      474から移動

                      創造・(1)・CHARLES & RAY EAMES展               ・・・・・発想を変える

 今世に出回っている我々が見慣れている家具や椅子、文房具の数々(多機能性や融通性を家庭で使うコンパクトな収納ユニットや折畳式ソファー多目的家具等)、それら多くのアイデアは40〜50年前に、アメリカのチャールス・イームスとレイ・カイザー夫婦によって考え出されたものが多いという事です。彼らは、生活を楽しさで一杯にしてみたいと考え、安価で実用的でモダンなインテリアを美しく、金のかからない仕方でシンプル(極端に簡素化した形や組み合わせ)なものを大量生産する為、工場生産の標準化に努力した。製品化されるまでのデッサン、又、アイデアを形にする為、(1つの型から次々と発展する図柄や製品化された形やイメージ、骨組み(ハリガネ)等)の指示が大切に保存され、それらが展示されている。
 引き出しの中には、
(色々の各国の収集品、多種類の小物、絵の具、釘、ピン、クリップ、ピン、りぼん、ガムテープ、紐、糸、針金、色テープ、張り紙、切手、色鉛筆、伝統芸能、人形、飾り物等)、多くの資料の組み合わせや、文化の違いがヒントになり、作品が次から次へと出来てきたのであろう。
 また多くの写真がアメリカ、南アメリカ、ヨーローパ、中東諸国、インド、日本、中国等、世界を又にかけて収集され、数万枚整理されている。彼らの仕事と娯楽、余暇の間にある境界線がないとも云われ。モダンデザインはアメリカの新しい政治、科学技術の卓抜した能力の象徴になった。
 又、家具を陽気で色彩豊かで、所有して楽しむものとして表現した。これらの情報を映画、展覧会、書籍等多くの企業の協力を得ながら広く世に広めたといわれている。
 又、この展示館で興味を持ったのは映画「パワーズ・オブ・テン:現代宇宙横断」
(1977)である。ある人物を1m、10m,100m,1000m,10,000m、・・・・100万光年、1,000万光年、1億光年、10億光年・・・・・・上空から写して、星の世界、星雲の世界、遥か彼方の世界まで想像を掻き立てることである。又、体の中を1mm、0.1mm、0.01mm、・・・・深く、組織、細胞、細胞膜、細胞核、赤血球、白血球、細菌、細菌の分子、DNAの構造、まで画面で想像図が映し出されているのである。この展示会を見て、(収集もそのようなものを目指して行われたのであろう)

 アイデアの背景には十分な資料等の裏付けがなければ、新しいことを発想することは難しいのではないかとおもった。
2013年3月2日

関連記事:私はここで見た映画と同じような映画’生命の流れ’を1967(血流)1969(炎症を探る)1971(リンパを探る)を見た記憶があります。この科学映画(血流)は大阪万博(1970)のタイムカプセルの中に入っています。