散歩道<1871>

                    歴史は生きている。日中対等の姿になれる時期(1)            (1)〜(3)続く

 「10大出来事」では東アジア全体のターニングポイントになった出来事を挙げた。出来事のつながりを重視するので、ほぼ時系列順になった。
 仮に重要度順に並べるとしても、最初にあげるのは「開国だ」。それまで東アジアには華夷秩序があり、西洋諸国の痕跡は見られなかったが、これで一気に世界とつながったからだ。
 日本と違い、中国では「開国」という表現はない。アヘン戦争があったために、西洋列強に「ドアを武力で荒れられた」という言い方をしていた。とはいえ東アジアでは西洋列強のインパクトを等しく感じていた。その意味で、東アジア共通の出来事としてくれるだろう。
 その後、日本は明治維新と日露戦争を経て真っ先に強国となった。これは東アジアの体制を変えたという点で大きな変革だった。黄色人種が白人を打ち負かした最初の戦争となった。一方、中国の目に写ったのは、日本はアジアではなく西洋列強側に立つということだ。朝鮮半島の植民地化は、西洋列強化しなければ起こさなかった行為だ。
 
'07.8.1.朝日新聞・中国社会科学院近代史研究所長・歩平氏


備考:歩平氏が選んだ10大出来事とは、アジア地域の「開国」、日本の明治維新と日露戦争、中国の辛亥革命、中日戦争、太平洋戦争、日本の敗戦と冷戦の始まり、中華人民共和国の成立、中日の国交正常化、冷戦の終結、東アジア諸国の経済発展と政治構造の変化、

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