散歩道<1870>

                    歴史は生きている。問題は分かっていても手打たぬ内閣(3)        (1)〜(3)続く

 朝鮮戦争は、よく言われる通り戦後日本にとって神風でしたね。酒が焼酎からトリスに変わってオーシアン、サントリーと、あれよあれよ。あの特需がなければ、まだまだ復興は大変だったことでしょう。朝鮮の人たちにはこれほどむごい戦争もありませんでしたが。
 あまりしゃべりたくないのが韓国併合
*1です。国際的にも認知されていたという言い方がなされますが、問題はその後の日本の政策で、他民族との付き合い方が本当になっていない国だと証明したようなものです。民族の誇りがどれほど強いかを理解せず、きちんとした政略がなにもなかった。
 最後はアヘン戦争です。近代国家をつくらなきゃいけないという意識を日本人に持たせ、明治維新を促進した点で大きな働きをしましたね。
 いま日本人は、かって朝鮮人や中国人に与えた痛みをあまり感じていないようですが。人間は歴史を背負って生きていく。自然なつき合いのためにも、知っておくべきことはあります。
'07.7.31.朝日新聞・作家・半藤一利氏

備考:半藤一利氏が選んだ10大出来事とは、日中戦争、日露戦争、太平洋戦争で日本の敗北、満州事変と満州国建設、中華人民共和国の成立、日清戦争と、台湾割譲、朝鮮戦争、朝鮮半島の分断、日本の韓国併合、アヘン戦争
備考:*1韓国では併合条約を認めておらず「強占」と呼んでいるそうです。

小倉和夫氏選んだ10大出来事 時系列
1 セポイの蜂起
2 明治維新
3 三国干渉
4 日露戦争
5 安重根による伊藤博文の暗殺
6 中国の革命とロシアの10月革命
7 張作霖の爆殺
8 盧溝橋事件
9 原爆投下
10 ベトナム反戦運動

関連記事:散歩道<638>面白い文章・半藤一利様・21世紀の伝言から(1)〜(5)

備考:散歩道<1848)陳舜臣氏が選んだ10大出来事とは、歴史は生きている・東アジア(1)・歴史は勝利者によって描かれる(1)〜(3)

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