散歩道<1868>

                    歴史は生きている。問題は分かっていても手打たぬ内閣(1)        (1)〜(3)続く

(「10大出来事」では)順番は本来つけがたいのですが、一番に日中戦争を挙げました。近代国家になった日本の帝国主義が明白に、具体的に歯をむきだした時ですね。
 それまの日本と中国の流れを見ますと、起こるべくして起こったものではあった。芥川龍之介の「支那游記」には、芥川はそんなことは全然意識しないで書いていますが、中国がいかに反日だったかがよく出ている。いつか衝突するとは当然懸念されますよね。
 でも日本の歴代内閣は問題解決への意思が感じられない.南京を取った、戦争が終わると思ったら終わらない。漢口を取った、これまた終わらない。これ以上軍隊を奥に運ぶのは大変だとなっても、和平を考えるかといえば考えないんです。問題は分かっていても手を打てない。一番の教訓じゃないでし
ようか。
 

'07.7.31.朝日新聞・作家・半藤一利氏

備考:半藤一利氏が選んだ10大出来事とは、日中戦争、日露戦争、太平洋戦争で日本の敗北、満州事変と満州国建設、中華人民共和国の成立、日清戦争と、台湾割譲、朝鮮戦争、朝鮮半島の分断、日本の韓国併合、アヘン戦争

小倉和夫氏選んだ10大出来事 時系列
1 セポイの蜂起
2 明治維新
3 三国干渉
4 日露戦争
5 安重根による伊藤博文の暗殺
6 中国の革命とロシアの10月革命
7 張作霖の爆殺
8 盧溝橋事件
9 原爆投下
10 ベトナム反戦運動

備考:*1韓国では日本による強制的占領(強占)と呼んでいるそうです。

関連記事:散歩道<638>面白い文章・半藤一利様・21世紀の伝言から(1)〜(5)、<検>面白い文章

備考:散歩道<1848)陳舜臣氏が選んだ10大出来事とは、歴史は生きている・東アジア(1)・歴史は勝利者によって描かれる(1)〜(3)