散歩道<1866>

                      逆転参院を聞く(4)・民主は仕掛けて再編を             (1)〜(4)続く

・・・・田中さんとともに細川政権を担っていた93年当時と比べ、小沢さんは変わりましたか。あれだけ強烈な市場原理主義者が格差を批判するんだから、「あれ?」という部分はある。変わっていないのは、政治をパワーゲームと見る傾向が強いというところ。そこが、「政権の旗印」を命にしてきた細川氏と違う点だ。だが、パワーゲームだけでは政治は成り立たないから、そこは気をつけた方がいい。
・・・今後小沢さんの動きをどうみますか。期待するのは、今回の選挙結果が政界再編につながることだ。テロ対策特借法への対応や集団的自衛権など安全保障問題と、税・行政改革。日本が直面するこの二つの大きな問題で政党間のねじれを解消することが、有権者の期待に応えることだ。
・・・・かなりの力仕事になりますね。民主党は第1党となxった参院で、年金保険料の流用を禁止する法案を出すという。だが、もっと突っ込んで、「解釈変更による集団的自衛権の行使はみとめない」という決議案を提出してはどうか。自民党、民主党の双方で賛否が分かれる問題だ。政界再編をやりたいなら、そのくらいは先手を打ってやってもいい。
・・・・小沢さんに、そこまでできますか。確かに、今の小沢氏にそこまでの気力があるかというと、疑問はある。だが、今回の選挙結果は、間違いなく今後のそうした展開の糸口にはなると思う。


'07.8.1.朝日新聞・元経済企画庁長官・田中秀征氏

関連記事:散歩道<594>三者三論・小泉政治を検証する・成果乏しいが、首相観変えた、<1819>宮沢氏死去・保守本流枯渇でいいのか(1)〜(3)、

備考:今回の参議院選の結果に対する、政治家から見た報告を紹介します。