散歩道<1804>
人を恨み、仕返しをしてはいけない(2) (1)〜(3)続く
慎重姿勢から積極発言へ
OBサミット「宗教の危険性」踏まえ
杉浦正健・元法務相は、戦前の国家神道の歴史を踏まえながら、政治が宗教を悪用する危険性を指定した。
そうした議論の中で大谷門主は、釈迦の言葉とされる「恨(うら)みに報いるに恨みを以(も)てしたならば、ついに恨みの息(や)むときがない」を紹介し、仏教の「非暴力」思想を強調。「仏教の原理主義者がいたとしたら、武力紛争を招くことはあり得ない」と、名指しは避けながらも、イスラム原理主義への憂慮の念を示した。
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大谷門主の積極発言を印象づけたのは、ワイゼッカー元ドイツ大統領の「日本の仏教はこれまで何もしてこなかったことで、世界に害も与えてこなかった」という発言への返答だ。「何もしないということは、悪いことをそのまま残していることです。(これからは)何かをすることが大切だと思っています」
'07.5.26.朝日新聞・浄土真宗本願寺派(西本願寺)の大谷光門主氏
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