散歩道<1794>
                    ンビニ(3)・「一人暮らし増え市場は広がった」            (1)〜(4)続く  
                                 03年、生みの親も影響見通せず

33年前に誕生したコンビニエンスストアは、そのご、著しい進化を遂げた。国民生活に欠かせない社会基盤になり、コンビニおにぎりはおふくろの味に取って代わった。晩婚化や女性の社会進出を支える役割りも果たしたし、ますますコンビニ需要を膨張させた。とことん進化したはずのコンビニはいま、そうしてもたらされた少子高齢化社会の「逆襲」を受けている。

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 少子化の波もろに
 コンビニ最大手のブンイレブン・ジャパンは01年2月期チェーン売り上げでダイエイ*2を抜き、小売業トップになった。コンビニ全盛期を象徴する出来事だった。ただ、その影で変調の兆しがあった。コンビニ新規出店分を除く既存店売上高が00年に前年割れに転じたのだ。以来この数字はずーとマイナスがつづく。03年8月、ブンイレブンは1万点を達成した。そのとき編集した社史の巻頭インタービユで鈴木会長は社内の慢心を誡めたコンビニで若い人の生活の1部が変わったかも知れないが、我々が変えたと思い上がってはならない」タダ、鈴木会長もこの時点で、そのご明らかになる少子化ショックは予想以上だったかm知れない。「世の中全体が裕福になり、1人暮らしの人が増えてきたことで、コンビニ史上が広がった」と、むしろ社会環境の変化をまえむきに受け止めている。いまコンビニ業界は何より「主要客層」である若者人口の減少を深刻んい受け止めている。団塊ジュニア世代ではもっとも多い73年生まれは今年34歳になる。若者人口の減少ペースはこれから本格化する。05年に144万人だった20歳人口は、10年後の15年には120万人まで減る見通しだ。手をこまねいていれば史上は縮小する。業界大手のファミリーマートは介護関連事業への進出を模索している、社長の上田氏は「高齢化とネットワーク化が一段と進む5〜10年後にコンビニの主力商品はおにぎりや弁当じゃない」という。「7千超の店舗網を生かすビジネスは何かと言えば、介護関連事業も当然、視野に入ってきますよ」コンビニ同社は、介護サービス大手のグッドウイル・グループが介護事業から撤退するのにあわせ、その受け皿企業と提携することを検討中だ。1人住まいの人々の委嘱を支え、結果的に「晩婚化社会」の社会基盤となってきたコンビニその果てにたどり着いた少子化社会に、いまコンビニ自身も苦しめられている。

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'07.7.7.朝日新聞