散歩道<1766>
意見新言・安倍政権の「国」(1)・国家と国民は一体なのか (1)〜(4)続く
日本史教科書の検定はしばしば政治的な駆け引きの舞台となる。この春に高校の日本史教科書を巡って起こったのもまさにそれだった。沖縄戦での「集団自決」に関する記述が文部科学省によって修正を求められたからだ。
この出来事についてはこれまで、沖縄住民は日本軍の命令で集団自殺に追い込まれたとされてきた。しかし、そうした見方を巡って当時の軍人が命令したかどうか明らかとは言えない」というのが今回の修正の理由だった。
この修正要求は、ひとつの歴史上の出来事をめぐる解釈の問題を越えて、いまの政権を支える国家観の表明となっている。実際、そこには安倍首相の国家観と通低するものがあるからだ。
'07.6.9.朝日新聞・津田塾大准教授・萱野稔人(としひと)氏
'07.6.21.NHKクローズドアップ現代で沖縄戦と教科書修正の話が報道されていた。今まで(62年間)発言してこなかった住民から、言いたくても余り辛くて言えなかった真実を発言がなされようとしている。