散歩道<1745>
ざっくばらん(1)・穀物高騰で貧困層打撃 (1)〜(2)
ブラウンさん、バイオ燃料は「救う世主」ですか?
地球温暖化対策の切り札と注目されるバイオ燃料の試験販売が先月、首都圏で始まった。日本の消費者も燃料を選べる時代になるが、バイオ燃料は地球の「救世主」になるのか。環境問題の第1人者、レスターブラウンさんに聞いた。
なぜ今、バイオ燃料がブームなのですか。
「05年8月まつに米国を襲ったハリケーン『カトリーナ』の影響が大きい。石油施設への被害で石油価格が上昇し、将来の安定供給や枯渇への不安がたかまった。石油の代替燃料として注目が集まった。
米ブッシュ政権も普及に積極的です。
「バイオ燃料は中東への石油依存を抑え、環境への負荷が小さい。穀物を生産する農家にも有益だ。しかし、問題はここにある。バイオ燃料は大量の穀物を消費するのだ」「例えば、乗用車の25ガロン(約95リッタ-)のタンクをバイオエタノールで満杯にすると、一人が1年間に食べる量の穀物が必要だ。08年末には米国の穀物の3割が燃料に振り向けられる見通しで、原料のトウモロコシの先物価格は昨年比約2倍になった。隣国メキシコでも、主食トルティアの原料になるトウモロコシが値上がりし、低所得者が抗議のデモを起こした。
07.6.朝日新聞・レスター・ブラウンさん
関連記事:散歩道<58>アメリカの交通事情、<617>地球温暖化・異常気象・ハリケーン、<919>日本の農業、<920>食料と異常気象、<1649>地球温暖化将来予想'20、'50、'80、<検>環境
'07.5.10.朝日新聞によると、ジュース、マヨネーズ値上げ、今後食肉やビールも値上がりする可能性があるという、日本の農水省では規格外小麦や非食用米、環境省は草や木、廃材などを使う計画で、「食料高騰の原因にはならない」としている。