散歩道<1714>a
極めた栄華・願った浄土・藤原道長展
'07.5.8.藤原道長展を見る。当時の美術展で今までに鑑賞したものは、平安朝の女性を中心とするきらびやかな公家文化であったが、この藤原道長展は男性ぽい人間くさい展示会であった。日本国の長と自覚した本人が、一族の繁栄を祈願し、また本人の命が永遠に続くことを求め、又、当時流行した疫病や災害から皆を守りたいという強い希望で、全国に仏教美術を広めたり、当時の最先端を行く中国やインドの仏教美術や文物、小物入れなどを積極的にシルクロードや中国や韓国から輸入されたものであろう。外国文化の仏教美術品の輸入を強く求め、崇め、尊重する姿勢が、全国の日本人に宮中から市民まで行き渡っていったことが、(貴重な国宝や重要文化財の美術品が全国の寺院や神社によく保存されていたものだと感心する)。 1000年後の今日まで大切にされ、いい状態で維持、保存のされたのは、日本のDNAのような気がする。
当時の紫式部日記や源氏物語*1など文字の日本文化や屏風に描かれた絵など当時からレベルが高かったかを示すものとして改めて考え直す。
日本からも見返りに多くの多量の通貨が流出したことを聞いた記憶があるが、当時、他に何があったのだろか。貴重な文化や、銅版や遺跡に残っている絵画(特に印象に残ったのは、風神)はインドやペルシャからシルクロードを経て日本に入ってきたものであろうと、その領域の広さを考えてみることになった。2012年8月28日
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