散歩道<1710>
                            面白い話(155)・面白い話・大集合(545)・1985 さげすむ若い燕

かたえくぼ:格安の議員宿舎:入居が決らないのは光熱費が高いから?・・・・・・・・国民(カッちゃん)

                          大工さんの重要な仕事の一つ「さげすむ」

大工さんの重要な仕事の一つに、「下墨」(さげすみ)というのがある。これは、建築中の家の柱を立てるとき、その曲がりを修正するために、墨糸の先におもりを垂らして垂直をはかるもので、仕事の性質上、上にのぼって下を見下ろさなければならない。これから、「下墨」を動詞化した「下墨む」に、「蔑む」(さげすむ)という字が当てられるようになったという。世の中には、自分がいちばんえらいと過信して、いたずらに他人を軽蔑したがる擬似エリートがすくなくない。概して、”学校秀才”と呼ばれる人種に多いようだが、早いうちにその曲がった心を修正しておかないと、世の荒波にさらわれて、あっという間に倒壊しかねない。樋口清之様

                           女性の解放のシンボルか?「若い燕」(つばめ)

1985青鞜社(せいとうしゃ)を興し、日本女性開放運動の先駆者となった平塚雷鳥(ひらつからいちょう)は、男女関係についてもごく自由な考え方をしていて、ある時期、一人の女性と"同棲”しつつ、同時に八才年下の画家・奥村博史(ひろふみ)を愛人にした。この奇妙な三角関係に悩んだ奥村は、自分を若い燕にたとえて、「二羽の水鳥が池で仲良く遊んでいるところへ、一羽の若い燕がやってきて大騒ぎになった。驚いた燕は、池の平和のために飛び去ります」という意味の手紙を書いて、一時、雷鳥のもとを去った。この手紙から、「若い燕」という言葉が、一世を風靡する流行語になった。女性がかいほうされすぎ、お金を持つに至った当世、この語もあまり衝撃力を持たなくなったようだ。樋口清之様