散歩道<1646>

                           地球温暖化(1)地球が加熱する                           (1)〜(4)続く

国連の機構変動に関する政府間パネルがまとめた報告書は、温暖化の影響が全地球におよぶという未来予想図を描いた。化石燃料依存型の社会を抜けだし、より被害が深刻な途上国と先進国との格差も解消できるのか。「ポスト京都議定書」の枠組みづくりに向けた国際交渉の重みが増している

温暖化被害の格差鮮明

 「貧しい人々が被害を受けやすく、適応能力も低い。世界には責任がある」。IPCCのラジェンドラ・パチャウリ議長(インド)は6日、ブリュセルでの記者会見で訴えた。今回の報告書は、地域によって温暖化の影響の現れ方が異なることを示している。
 例えば食料。先進国が多い中・高けいど地域では、1
3度までの気温上昇であれば穀物の種類によっては生産量が増える。一方、アジアやアフリカ、太平洋の島国など途上国でが多い低緯度地域では、わずかな上昇でも生産量は減り、飢饉の危険性を高めると予測した。貧しい途上国では、十分な食料輸入もままならず、栄養失調などの健康被害が広がる。場合によっれは民族対立を招く可能性もある。という指摘も盛り込んだ、同じ国の中でも、貧困層は、沿岸部や河川敷きなど洪水や高潮の危険性の高い場所に住んでいる傾向があり、温暖化の影響を受けやすい。資金があれば堤防をつくるなど対応できるが、貧困層ではその力が不足しており、さらに格差が生じる。報告書がもつ意味について、日本の政府関係者は「途上国の被害者意識を鮮明にするだろう。先進国への要求が強まり、途上国内でも争いが激しくなるかもしれない」と口をそろえる。途上国は、化石燃料を大量に消費してきた先進国の責任を主張してきたからだ。 

'07.4.7.朝日新聞

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備考:'06.11.21.朝日新聞・CO2削減途上国も急務・温暖化防止カギ握るアジア(上)
備考:'07.3.19.朝日新聞・温暖化の牙暮らし侵食・沈む島国ツバル