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LOHAS・持続可能な社会を目指す・環境にやさしい
LOHAS(ローハス)とは(Lifestyles Of Health And Sustainability)の略で彼らを対象とした市場や企業、ライフスタイルを表すコンセプトとして使われたのがLOHASという言葉。今、健康と持続性を重視した生活様式に注目が集まる。有機栽培食品、省エネ電化製品、低燃費車など健康や地球環境を意識して商品を選んでいる消費者群を指す。社会学者のポール・レイ博士の分析で米国成人の3割、約6千万人を占めているという。関連記事:ここまでは散歩道<467>の説明です。
朝日新聞。05.3.25.からの解説、この層に分類される人たちは、環境問題や、平和、社会正義に関心を持ち、ボランティアにも積極的だ。自分の生活にこだわりを持ち、自己実現願望が強い。情報やメディアに振り回されず、自身の価値観で商品を選ぶ、成熟した消費者達だ。日本では環境破壊や大量消費社会の反省から登場した。住宅においては化学物質を出さない素材を取り入れた住宅や、太陽光などの自然エネルギーを利用した発電技術を取り入れたエコ住宅。食の分野では、生産者や栽培法にこだわり、有機野菜や無添加食品を求める消費者が増え、自然食品の店や、農地直送の素材を使うレストランなどの人気はすでに定着している。天然素材を使ったり環境への配慮を重視したファッションブランドにも人気がある。ヨガやアロマテラピーなどの癒し系ブームもLOHASの一種と言っていい。日本の省エネ技術は世界のレベルを誇り、多少高価でも省エネ型製品を購入したいという人も増えてきた。ハイブリットカー、光触媒、自然エネルギー、燃料電池などのエコ技術の実用化も進み、大手企業が率先して環境活動や社会貢献活動を行う時代になってきた。3月25日から開催された愛・地球博はそのような日本の環境技術やLOHAS的な文化を発信するまたとない機会、LOHAS志向の人々はまず自分の暮らしを大切にし、より楽しく、快適で心豊かな生活を望む消費者である。ただ自分の暮らしと社会や地球環境が決して切り離せないこと、自分が本当に充実した生活を送る為には、社会貢献や、地球環境への配慮も必要なことに気づき、小さなことからでもはじめる勇気を持っている。アメリカの LOHAS企業はそんな消費者のニーズに応える形で環境商品を販売し、その利益を環境活動に還元し、そのような姿勢がさらに消費者からの支持を受け、成長していった。消費者と企業が良い環境を作り、社会をよりよいものに変えていく、持続可能社会の一つのモデルがそこにある。日本が真に豊かな持続可能社会となれかどうかは、生活者一人ひとりの行動にかかっている。それは「地球を守る」といった大上段に構えたものではなく、日々の自分の暮らしを振り返り、自分の心と身体にとって真に心地良いこと、楽しいことは何かを素直に考え、小さなことからでも実践してみる、そんなLOHASな一歩から始まるだろう。
朝日新聞.'05.3,25.広告特集から
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