散歩道<1598>

                      ディベート経済・グロバル化と格差の関係は(2)         (1)〜(6)続く
                      
経済発展し、貧困は減る
また、世界経済が一体化し、情報通信技術が進歩したために、途上国の人々にとっても、豊かになるチャンスが増えたと言われる。よく示されるれ例は、インド゙のコールセンターだ。米国の顧客が企業に問い合わせの電話をすると、インド゙のコールセンターにつながり、インド人のオペレータが答える。インドは物価や賃金が安いので、顧客にとっては低コストでサービスを受けることができ、インド゙にいるオペレータは大きな収入を得る。グローバル化で世界経済は全体として着実な成長をつづけている。特に中国とインドの経済発展は、世界の所得配分にも大きな影響を及ぼした。主に中国とインドで貧困層が減ったために、世界全体でも貧困層は減少している。米コロンビア大のサラ・イ・マーティン教授の研究によると、1日1j以下の所得しかない絶対貧困層は、20年間に、世界で2億人も減ったんだという。

'07.3.26.朝日新聞・本社客員論説委員・小林慶一郎氏

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