散歩道<1558>
歴史と向き合う・ナシヨナリズムを超える(2) (1)〜(5)続く
韓国の愛国心も問題植民地の悲劇見すえて 相互理解で対立克服
・・・・・なぜそういう問題意識を持つようになったのですか。「2000年ごろ、韓国では『良心的知識人』と言われる日本人の人たちが韓国で話をしたとき、彼らがどう受け止められているかを見て、腑に落ちないと思い始めたのです。自国のナショナリズムを批判する日本人の批判が、韓国では、韓国のナショナリズムを拡大するばかりで、ますます対立を深めていくことに疑問を持ちました」
「自国の文化伝統の優越性を信じて排外的感情に訴えるナショナリズムは、どの国のものであれ問題視すべきです。韓国の場合、『被害者』であることが自国のナショナリズムの問題に気ずかせないまま正当化するのです」
・・・・・逆に、朴さんの韓国批判が、日本の排外的な右派に歓迎される危険性はありませんか。「大切なのは誰に向かって、何のために語っているかという文脈です。たとえ同じことを言っているように見えても、日本の右派は韓国を非難することで日本を正当化しようとしますが、私の批判は自己省察のためのものです。韓国の問題を言おうとしても、多くの場合それはナショナリズム自体の問題であって、単に韓国の問題ではありません。そのことを互いに認識することによって,日韓の不毛な対立を克服できるのではないでしょうか」
'07.2.23.朝日新聞・韓国・世宗大副教授・朴裕河(パクユハ)さん
