散歩道<1501>
御所壁画展・日曜美術館での解説から
'07.1.14.日曜美術館でこの展示会の紹介が京都国立博物館館長佐々木先生と、嵯峨大学教授・佐々木正子様からあった。そこに描かれた絵は、江戸後期の夕陽の最後の輝きと、これから新しい文明に進む朝日の輝きの間に挟まれた1800年代の襖絵だそうだ。当時の狩野派と土佐派、円山応挙派の市民の多くの絵師によって描かれている。金箔を使っての遠近法の描写、作成の過程など参考になった。描かれた絵は中国の学問所(曲水の宴)や物語であったり、日本の伝統的な祭り(葵祭り)であったり、市民の生活(地引網)であったり等広く題材が取り上げられていることが嬉しく心楽しかった。御所も江戸初期から後期までには何度か自然災害の震災や火災の影響で修復された話しなど聞くと歴史遺産を維持していく為に大変な努力が必要だということを感じた。説明を聞くまでは御所という場所柄、特別の選ばれた人が全国から障壁画の制作に参加したのかと考えていたが、むしろ市民が積極的に絵の制作や修復にかかわったという話に、よけいに親しみを感じることが出来嬉しかった。帰って持てる絵を丁寧に見ることにしよう、参考になった。
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