散歩道<1500>

                         新春特別展覧会・京都御所壁画展

 この壁画展については、京都国立博物館館長・佐々木丞平氏の話・散歩道<1323>のように、先生の努力と京都御所の協力により実現の運びとなったところが多いと思われます。
 
これらの絵画は私は、拝観日に、多くの観光客の肩越しに遠くから、眺めていたものですが、壁画展では、それを近くに拝見出来ました。
 会場に展示されている絵師は、それほど昔の人ではないというのが印象です。描かれている建物は中国の学問所であったり、装束もそこで着られていたものである。背景の山は、中国の山だと思われる。そのなかで学問、遊び、絵画や漢字、又、中国の古典の物語など文化が日本に中国の影響を多く受け
*1、尊重されていたのが解かります、襖に1年の季節が春から夏、秋、冬まで一杯に描かれた絵。海、湖、山や小鳥が舞う、春ののどかな自然の風景。歴史的な物語、京都の三大祭りの風景など、金箔を一杯使って塗られた華やか絵。鳳凰の絵などは、豪華で、大宇宙の世界を想像をかき立てる、御所にピッタリくる絵であったのだろう。又、寝室の真っ暗な部屋の中にあった寅の絵などはどんな気持ちで公家さんらは見ていたのであろうか。
 部屋を明るく感じさせる絵は、流派を代表し、最高の気持ちの高ぶりと、名誉を持って、思いを一杯に絵師達は描いたのであろう。
 又、当時の描かれた時代や背景など、
ここに招かれた人達も、いろいろ説明を受けながら、当時、眺めておられたのであろうと想像した。
 現代の明るい照明に慣れた目で見る絵に、やはり時代背景を考えながら観賞することも必要ではと思った。
2012年8月25日   2012年11月18日

関連記事:散歩道<109>冷泉家の美術展、<141>美術・絵画、<142>公家の染色、<144>当時の貴族階級の遊び:遊芸、蹴鞠、びわ、笛、筝、競馬、狩猟、囲碁、笠懸、<1323>風知草・力集め文化の活性化を、<1449>昭和天皇とクリントン大統領、

備考、学術講演会で聞いた話では、日本が一番中国の影響を受けた時代は、江戸時代よりも平安時代だそうです。2012年11月18日
備考:私も先生のこの文章風知草・散歩道<1323>を読んで、生意気ではありますが、ほんの少しでも役立つことが出来ればと、HPコンテストを実施されていたので、思い切って参加させて頂きました。