散歩道<1493>

                  面白い話(145)面白い話・大集合(526)・1957・アジトゴキブリ

かたえくぼ:この1年:地球人にいじめられていました・・・・・・・・・冥王星(水馬)

                     その場所は言えない「アジト」

 1917年のロシア革命は、全世界に強烈なショックを与えた。この革命、ことがことだけに、蜂起に至るまでの活動には、秘密を要した。そこで、作戦を指示するアギトプンクト(agitpunkt)と呼ばれる秘密指示部が置かれた。革命の影響が他の国に波及するうち、この語も英訳され、アジテーシヨン・ポイント(agitation point)となった。日本潜入後は、略して「アジト」。大正13年の大阪市電ストのとき初めて使われたという。現在では、もっぱら過激派学生に愛用されているようだが、単に”隠れ家”の意味もある。奥さんに内緒で、マンシヨンなどに「アジト」を持っている人もいるらしいが、その場所は、ことがことだけに秘密を要する樋口清之様

                    人間様と同じ食器を使う昆虫「ゴキブリ」

1957 台所といわず、居間といわず、何の挨拶もなく出没するゴキブリ。数ある昆虫の中で人間にもっとも身近な昆虫であったことは、今も昔も変わらないらしい。ゴキブリは昔、「御器冠」と書かれ、御器、つまり人間様と同じ食器に頭を突っ込み、冠(かぶ)るようにして残飯をあさる愛嬌ある存在だった。現在では、伝染病の媒介をするとかで、迷惑がられているこの虫、先祖は人間よりずっと古く、3億年前から地球上にいたというから、人間の方こそとんだ闖(ちん)入者だと思われているかも知れない。人間の大先輩であるこの虫に、家の形をした虫とり器を与えてホイホイつかまえようとは、人間もとんだ愛嬌(あいきょう)者だ。樋口清之様