散歩道<1453>a
政態・拝見・大部屋の閣僚たち(2) (1)〜(3)続く
「やらせ」で露呈深刻な劣化
事前に質問者を選んで、質問の原案を伝える。さらに「依頼されたとは言わないで」といった注意事項も事細かに指示する。発言者には謝礼金も払っていた。TM(タウンミーティング)は、小泉政権下で計174回開かれた。野党側は大半の会合で「やらせ」があったとみて「民意の擬装だ」と批判、徹底調査を求めえている。与党の首脳は、文部科学省からこんな説明を受けたという。当初、事前の根回しなしで集会を開いたら、労組員らが大勢押しかけて、政府批判ばかりが噴出。困り果てた担当の役人が「サクラ」を立てた。すると会合がスムーズに進んだので、繰り返すようになった・・・・。江田氏に感想を聞いた。「官僚たちの心理がよくわかる。まず、大臣に恥じをかかしてはいけないという配慮がある。他省庁が主管した時は円滑に進んだから。うちもトラブルなく終えたいという横並び意識も強い。官僚には国民全体の奉仕者という自負が大切だが、最近はどの役所も自己防衛と内向きの姿勢が目立つ」
'06.11.28.朝日新聞・編集委員・星浩氏