散歩道<1389>

                    面白い話(141)面白い話・大集合(518)・1934ゲンをかつぐ天高く馬肥ゆる

かたえくぼ:必修未履修:卒業難関校になった。・・・・・・・・・・・・進学校(白髭)

                  縁起がひっくり返ると・・・・・「ゲンをかつぐ」

 神輿
(みこし)にしても、荷物にしても、果ては候補者にしても、かつぐとなると、それなりの重さは覚悟しなくてはならないもの。ところが、いくらかついでも重くないという奇妙な”荷物”が「人」と「ゲン」である。「人を担ぐ」のは、悪くすると他人に迷惑がおよび、思い罰に処せられることもあるが、「ゲン」の方にはそんな兆候もない。それもそのはず、「ゲン」は「縁起」を逆にしたヤクザ言葉「ギエン」から来たもので、それを気にするかしないかは本人の個人的問題だからだ。ただ、「ゲンをかつぐ」ことの多い相撲界などでは、自分の精進をたなにあげてゲンばかりかつぐと、結局ふんどしかつぎのまま終ることになりかねない。樋口清之様

                   戦争の好機「天高く馬肥ゆる」

1934 「天高く馬肥ゆる秋」といえば、空は澄み馬は肥えた気持ちのいい秋、今で言う絶好のレジャーシーズンといった意味でつかわれる。が、この言葉は元々、戦争の時期が迫ったという警鐘だったのだからぶっそうだ。「匈奴(きょうど)、秋に到り馬肥ゆれば、変かならず起る」(漢の書・趙充国伝)「雲静かにして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ」(杜審玄の詩)とある。匈奴は前3世紀〜後5世紀ごろ漢を脅かした異民族。秋空が高く澄めばよく肥えた馬にまたがって匈奴が来るぞ、とこの両文は警鐘を鳴らしているのだ。もとは秋が、いまは天と使われるケースが多い。戦争から平和へその用法も時代の移り変わりとともに、変わったものだ。
樋口清之様