散歩道<1329>
オルセー美術館展・(1) (1)〜(2)続く
この美術展は1、親密な時間、2、特別な場所、3、はるかかなたへ、4、芸術家の生活、5、幻想の世界へというように区分されている。
A、1、ここに飾られてある絵は、子供であり、母親であり、妻であり、これから嫁入りする妹であったりする。そのままの姿が絵に親密さや思いが感じられ、画家の気持ちのままに描かれている。その背景には、子供の世界と大人の世界の対比や、どことなく不安感が漂うものとなっている、これから移り住む所、崇高であり、祈りでもある、光と影(明暗の効果と明快なタッチ)また、月光の光と思い出、時間、風、雲や雨、陽光がうまく捉えられ描かれ、時間によって移り変わる自然の運行の変化を表現、それらが、絵の具の厚みで光がうまく表現されている。又、多くの農村の風景、田園の人物、そこには文明の影響を受けない自然と人々との共感が感じられる。
B、点描法で描いた作品もある、魅力的な場所の美しさ、真昼の水面のきらめき、波打つ白い波、作品に生命力と新鮮さを与えている。子供と一緒にいることが天国という絵もある。素描で書かれた絵は、内面的なものがよく捉えられているように見える。
C、息ずまった状態からの脱却、当時の印象主義を超える作品を作り上げた、ここに描く夢を平たい平面に追い込み、取り入れた、ハーモニー、印象主義への反発が、筆触によって分解された形態の統合、装飾性の中に厳粛な気分も強調するものも綜合的に描かれるようになる。
D、中東の魅力、歴史的な懐古と、南フランス、タヒチ、人物と背景が夢見る雰囲気、(全く環境が変っているため)作品も全く今までと違うものの出現となる。空の抜けるような青さや自然のそのままの状態が捉えられている。それは東洋の陶器、にも関心は高まっていったと思われる。
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