散歩道<1296>
北極異変・人・動物にも影響じわじわ(2)・温暖化対策まったなし (1)〜(3)続く
CO2収支、針葉樹林カギ
針葉樹林の広がるシベリアやアラスカの大地では、いずれも森林火災の頻発が深刻になっていた。森林は本来、二酸化炭素の吸収源のはずだが、こうした火災の発生がやまないと、逆に排出源に変る恐れもある。国立環境研究所では、シベリアで航空機をチャータし、森林のCO2濃度の測定をつづける。CO2濃度破樹木が茂る夏に下がり、冬に上がる季節変動を繰り返しながら、徐々に上昇を続ける。観測結果を見ると、森林のある大陸内部にある観測点の方が、海岸部に近い観測点に比べて季節変動の幅が倍近いことがわかった。同研究所地球環境研究センター大気・海洋モニタリング推進室の町田室長は「シベリアの森林が、地球のCO2の吸収に大きな影響を与えている証拠」という。国立極地研究所などがスバールベルで、北大などがアラスカで、ツンドラやタイガ(針葉樹林)のCO2の吸収と排出の収支に間する研究も進める。ただ、全体としてデータが足りない。「研究観測は始まったばかりだ」と町田室長。
'06.10.4.朝日新聞
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