散歩道<1284>
面白い話(135)面白い話・大集合(499)・1918・千鳥足・ドル
かたえくぼ:美しい国:下から読めば、「憎いし苦痛」(カーブ)
ボヘミア地方の町名「ドル」
1917 チェッコのボヘミア地方が、まだドイツの(勢力下にあった16世紀初頭、ヨアヒムスタ−ルという街では、そこから採れる銀で銀貨を作っていた。その銀貨を地名にちなんで、ヨアヒムスタ−レル(ヨアヒムスタ−ル産)と呼んだが、、これの略称がタ−レル(taler)。この名が以後数百年、ドイツの通貨単位になった。オランダでは、タ−レルがなまってダーレル(daler)、さらにスペインにながれてダレラとなった。このダレラこそ植民地時代のアメリカ大陸に渡って、現在、世界で広く利用されている通貨単位ダラー(dollar・ドル)の生みの親なのである。ボヘミアらしく、世界を放浪し続けてきたこの銀貨も、どうやら安住の地を得たようだ。樋口清之様
昔は馬も酔った?「千鳥足」
1918 波間をピリッピリッと鳴きながら、群れをなして飛ぶ千鳥、足の指が三本で、後足がないために、急激に方向転換しながら歩くのが習性だ。夜の波間を歩く酔漢も足を左右に踏み違えながら歩く習性をもっている。その様子が千鳥に似ているところから、これをご存じのように「千鳥足」という。ところが、この酔漢には”馬”という大先輩がいるのだ。南北朝時代の戦記物『太平記』をよむと、「侍十二人に又口(もろぐち)をさせ、千鳥足を踏ませて」という一節が出てくる。もちろん四本の足をバラバラに乱して疾走する馬の足音が、千鳥の羽音に似ているところから形容したもので、戦に出かける馬が酔っぱらっていたわけではない。樋口清之様