散歩道<1280>

                    講演会・芸術が生み出す平和の形とは(1)               (1)〜(4)続く

パネラー京都大総長・尾池和夫さん、国際文化研究センター所長・片倉もとこさん、京都芸術大学長・中西進さん、法政大文化学部教授リービ英雄さん
最初に、特別講演(リービ・英雄教授・”芸術がデザインする平和のかたち”)を受けてパネルデスカッションがなされた、その話を含め、自分なりに纏めた。

リービさん日本には、万葉集、源氏物語、更級日記、奥の細道など1200年前から旅を記した文学(言葉)がそこにあった。そこに風景や自然がうまく書かれている。リービさんこの夏、開封カイフン(中国の当時(千年前)の最大の都市、人口70万人、当時のロンドン1万5千人、)を訪れた。そこに、ユダヤ人が数多く、中国人として住んでいたことを知って驚いた。1948年イスラエル建国と同時にイスラエルに帰っていったらしい。そこでユダヤ教を広め、また佛教の経典を勉強していたのであろう。そのように人(類)は旅(越境)をするのである。
今、我々がやろうとしている21世紀のテーマは”越境する(旅をする)”ことである。そこで異文化に接し、感動を覚えるのである。感動とは魂が触れることである。芸術とは時空間を超えて存在するものであり、音楽や絵画は人に感動を与え、感性を描くものである。世界のどこでも愛着を持ち、そこで棲みつくことも大切である。そこで、そこの文化を自然とともに、知ることになるのである。(日本人は知識階級ほど錦を故郷に飾るという考える人が多く、その土地に棲みつくという感覚がないように思う)。
今日の公演会で、2人の先生が'01.9・11事件の影響を受け、一つは、カナダリービさんと、メキシコ中西さんに6日間も足止めされた話を聞いた時間、私は、このHPを立ち上げる原稿を書いている最中で、2機目の飛行機がビルに突っ込むのをTVで目撃した。同じような時を過ごしたのだと思った。もう一つは、示された世界地図に先生尾池さんは人が集中して住んでいる話を説明頂いた。私は散歩道<237>”暑いインドに冷蔵庫網を”に緑の大地と、広漠たる砂漠を見て、草履は売れるというように考えたのが、少し嬉しかった。
'06.10.6.講演会・京都大総長・尾池和夫さん、国際文化研究センター所長・片倉もとこさん、京都芸術大学長・中西進さん、法政大文化学部教授リービ英雄さん

関連記事:散歩道<720>講演会・日本人の異文化観(1):イスラーム、<701>”なつかしい”という言葉、<957>ゆりかご海流


備考:詳しくは'06.10.14.朝日新聞に載っています。