散歩道<1281>
講演会・芸術が生み出す平和と形とは(2) (1)〜(4)続く
尾池さん平和を考える時、反対のことを考える。(当時(戦中時)の京大生の学徒動員の写真や当時(戦時中)の学長から生徒に示された文章など、そこで多くの学生を亡くした、重みである)。また、平和を感じたのは、アメリカで聞いたカラヤンの指揮する音楽であり、ニューヨークでピカソの絵”ゲルニカ”の前に立った時でもあった。ゲルニカは平和の尊さを訴えるものである。
片倉さん20世紀、特別に科学が進んだのは、戦争兵器の開発である。環境破壊がひどいといっても戦争ほど、ひどい破壊はない。戦争は起ったら敵も味方も何もかにも無茶苦茶にしてしまう。芸術の為にも、平和は絶対必要です。日本では歴史的にも、自然が文化(芸術)として崇拝された。平和は屏風や、絵画にのこっている。平和を維持し、戦争を予防する力、それは文化力だろう。戦争を放棄する勇気を持たなくてはいけない。1つの方法として戦争を局地化、戦争が起っても芸術を持ち込むことができないか?。軍人が普通の人間に帰ることは出来ないのだろうか?。藤田嗣冶も戦争に協力した(芸術家と戦争の関係で)ことで、戦後も論議を呼ぶことになる。戦争”アッツ島の玉砕”の絵の片隅に小さな紫の花がかかれていた。その花を当時の軍部は取り去れといったそうだ。(それは彼はやらなかった)、(展示会場で)観客の中には、賽銭を投げた人もいた。藤田もピカソも亡くなる前に教会を作っている。
今日の公演会で、2人の先生が9・11事件の影響を受け、カナダリービさんと、メキシコ中西さんに6日間も足止めされた話を聞いた時、私は、このHPを立ち上げる原稿を書いている最中、2機目の飛行機がビルに突っ込むのをTVで目撃した。同じような時を感じていたのだと思った。もう一つは示された世界地図に先生尾池さんは人が集中して住んでいる事を説明頂いた。私は散歩道<237>”暑いインドに冷蔵庫網を”緑の大地と、広漠たる砂漠を見て、草履は売れるというように考えたのが、少し嬉しかった。
'06.10.6.講演会・京都大総長・尾池和夫さん、国際文化研究センター所長・片倉もとこさん、京都芸術大学長・中西進さん、法政大文化学部教授リービ英雄さん
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