散歩道<1279>

             ワールドくりっく 避けたい「文明の衝突」イスラム教徒と共闘を(3)          (1)〜(3)続く
      
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 マレーシアのマハティール前首相はイスラム教徒だが、昨年11月、朝日新聞の「私の視点」欄でこうのべている。・・・・イスラム教徒は、見識をつんだがゆえに力があった。ギリシャ、ペルシャ、インド中国など外部の文明を積極的に学び、その結果、科学や数学などあらゆる分野を発展させた。・・・・・ところがイスラム指導者は15世紀ごろから科学的な研究を抑制し、宗教を学ぶものだけが栄誉を享受できるとした。その結果イスラムは知的に後退し、今日の苦境を招いた。ある指導者は人が月に到着した事実を信じなかった。別の指導者は地球は2千年前にできたと信じている。・・・・・コーランは、私たちが変革の努力をしなければアラーは救ってくれないと教えている。しかし私たちは、失われた栄光の回復を祈っているだけではないか。私たちは自らを代えていかなければならない・・・・
(要旨)。文明の衝突を避けるためには、テロに対して非イスラム側が、ハタミ氏やマハティール氏のようなイスラム人と共闘する態勢を作ることが大切なのだ。米政府は今回、「悪の枢軸」イランの前大統領であるハタミ氏にビザを出し渋った。愚かしい話である。

'06.9.28.朝日新聞・松本 仁一氏