散歩道<1225>
                        面白い話(132)面白い話・大集合(499)・1904 おじゃんまゆつば

かたえくぼ:裏金燃やさず:体内で消化しました・・・・・・・・・・・・・・・・・岐阜県庁(さくら)

                    ジャン、ジャンで、火は消えた
「おじゃん」

119番がなかった昔は、火の見やぐらで打ち鳴らす半鐘の音で、火災の発生を知らせるより外なかった。火元が遠いときは、ジャン、ジャン、ジャンの二っ半。火元が近いときは、ジャン、ジャン、ジャン・・・・・と乱打した。半鐘が、ジャン、ジャンやかましく鳴り出したら、家も財産も放りだして逃げ出さなければならない。そこで生まれたのが「オジャン」かというと、じつはそうではない。首尾よく火事が消しとめられたときは、ジャン、ジャンと半鐘が二っ鳴って一安心、この音が”オジャン”という言葉に変化して、「終わり」を意味するようになったというから、すべて物ごとはおじゃんになるのは慶賀すべきことなのだ。樋口清之様

                  眉に唾してさてどれが本当か?「まゆつば」

1904「この世の中、あまりにも眉唾(まゆつば)なことが多すぎる」と言っても、あまり偉そうにできないのは、じつはこの「眉唾」という言葉自体、いくつもの眉唾説に彩られているからだ。三上山(みかみやま)のムカデ退治で有名な俵藤太(たわらのとうた)が、ムカデの吐く火で眉が焦げないよう唾を縫ったという武勇伝を得意気にしたが、だれも信じなかったとか、昔、中国の宋定伯(そうていはく)という男が鬼に出会ったとき、眉に唾をつけると鬼の正体が小ネズミだとわかったんだという故事も伝えられている。江戸時代には、狐に眉毛を数えられると化かされるという言い伝えがあり、唾でぬらして数えられなくするおまじないが行なわれた。いずれがほんとうに眉唾でない眉唾説なのか、ややこしいことだ樋口清之様