散歩道<1224>
三者三論・中心市街地再生のカギは・コンパクトな都市を造ろう(3) (1)〜(3)続く
さらに近くのビルの跡地を買い取って回遊性を持たせた広場にし、、飲食や物販の実験店舗として、起業意欲のある人に安く貸している。運営は地元商店主らの出資で設立した会社が担い、経営指導もしている。実験店舗で自身をつけ、独立した人もいる。賑わいが戻ることで、「まちなか暮らし」の楽しさが見直されてきた。店舗や病院が入った高層のケア付きマンションもでき、この数年間で、開発は800戸に上がり、住居人口も20年前に戻った。少子高齢化や核家族化が進む中市街地、画拡大し、高齢者や段階の世代の人達が郊外に散らばって暮らすと、除雪も大変になり、身動きがとりにくくなるだろう。一方で中心市街地が空洞化すればコミュニテーが崩れ、助け合いや防犯などの「地域力」が弱くなるばかりだ。歩ける範囲に買い物をする場所や医療サービスなどが整い、寄り添って生きていけるコンパクトなスタイルが、これからの時代に合っている。客足が遠のいた商店街のために手を打つ自冶体が多いが、青森市の場合は違う。雪の災いを逆手に取り、まちなかに賑わいを取り戻す意味を市民に理解してもらい、計画が進展した。商店主を束ね、知恵を出した民間のリーダーがいたことも大きい。一つの理念のもと、行政と民間の連携が上手くいった先例だと思う。
'06.8.18.朝日新聞・青森市長・佐々木誠造氏
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備考:'80から5年間青森に住んでいたので市長さんの話がよく解かります。当時('81)でも市の年間除雪費だけで、18億円かかったと記憶している。
