散歩道<1153>
経済・小泉時代とこれから(5) (1)〜(6)続く
・・・・ポスト小泉でも経済政策の方向はかわらないのでしょうか。
再分配政策やセフティーネットについては宿題がのこっている。選択肢としては、財政や社会保障などの公助を立て直し、欧州型の福祉国家を目指す道もある。資本の論理で産業が転換する経済になって、雇用の不安定さが増し、成長から取り残される地方も出てきた。職業再訓錬などセフティーネットを拡充し、年金制度を安定させるため欧州のように消費税を15%〜20%にするという選択だ。それに対し、消費税を大幅に上げない代わりにセフティーネットも拡充しないという選択肢もある」。
・・・対外的には
「アジア経済外交の修正だ。親米を貫くことで、中国を牽制しようというのが当初の路線だったが、いまや米国は中国を重視し、靖国問題もあって外交が止まってしまった。アジアの連帯や共通通貨などの取組をどう進めるか、これからの問題だ。
'06.8.9.朝日新聞・慶応大学教授・竹森 俊平氏