散歩道<1138>
NHK・フランスの旅
フランスの一杯に広がる田園風景
多くの人が'06.7.NHKのこの番組”フランスの旅”を見られたであろう。フランスの主だった街が、そこで住む人の話を中心に、いろいろの角度から、歴史や、風俗が克明に解説者に説明され進行している番組である。当時の歴史の背景や、生活に密着した話が余計にゆっくりした旅の番組になっているようだ。パリは人間が街全体を芸術の町として作った。オルセ(美術館元は鉄道の駅である)をつぶさずに残すこともその文化の考えの一担である。(それに比し、日本は自然が作り出したものを人が大事にした要素が大きい)。
私はこれは、日本とフランス(ヨーロッパを含む)の土壌の差にも、よるのではないかと思った。'06.5〜8月、(主に関西)高速道路をドライブして見渡せば、どこでも草花や木が所狭しと繁茂しており、山の頂上まで、緑一色であるのを再確認する。(このような草花の咲き方は、針葉樹と緑葉樹の差か?ドイツでもフランスでも(ギリシャでも)なかったように思う)。フランスでTVG(新幹線)からみる景色も、どこまでも電柱も、広告も見えず、遠くまで山も見えない。広々とした麦畑、ブドウ畑、街の中心には位置する高台に古い聖堂、中世の巡礼者の宿舎等。また、古い建築物は近代的な建物により景観をじゃまされないように配慮された都市条例が作成されている。フランスでもスイス、ドイツでも屋根瓦は一色である。(国の規制があるようである)。
中世の美術、中世の料理、聖堂への道、ブドウ酒の名所、商店、二つの河からの昔からの交通の要所(パリ、リヨン等)。講演会場で散歩道<1109>フルピエールの丘、(リヨン)の風景の写真(スライド)を見たが、この街で作られた今から400〜500年前のタペリストの布が京都祇園祭りの山車に飾られている。ものを見るのにも、捕らえ方を代えれば、風景も別ものであることを実感した。文化は継続することに意味があるようだ(フランスも京都も同じ)、それにつけても毎日報道で繰り返される戦争のニュース、戦争などにより民衆が、又、文化遺産が破壊されることは本当に残念である、どちらも永久に修復は出来ないものだからだ。
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