散歩道<1134>
ウエッブが変える・対論・ネット新時代何もたらす(3) (1)〜(6)続く
「知の革命」安易すぎる組み合わす方法未開拓
「ネットがより身近になり、全体を大きなコンピューターのように使えるようになった。例えば、これまでメールは自分のパソコンで読み書きしていた。ところが、ウエッブ2.0世代のウッブメールでは、情報がネット上にあり、プラウザだけで使える。ウイルス防止や迷惑メールのチェックもやりやすい。また、検索サービスが発達し、多様な情報にアクセスできるようになった。オンライン書店のサイトでは、ベストセラーだけでなく、埋もれた良書も買えるようになった。近代になって力を持つようになったマスコミは、とかく有名商品や有名人だけに光を当てる。かっては、地域の身近な情報が大切にされてきたが、今やテレビに出ない地方の芸能人やスポーツ選手は誰も知らない。世界中がワールドカップのスターの情報なら詳しいのに、自分の街のサッカーチームのヒローを知らないという異常な状態だ。ところが、ウエッブ2.0はマスコミに対抗し、なおざりにされてきたローカルな情報を復活させる力をもつ。また、世界中のボランティア参加者が、リナクスのようなソフト開発を行なったり、ウィキペディアのような百科事典を作ったりする運動が、ウエッブ2.0で一層やりやすくなると期待する声もある。
'06,7.28.朝日新聞・対論・東京大学教授・西垣通・ミューズ・アソシエイツ社長梅田望夫氏
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