散歩道<1126>
新社会のデザイン・これからの社会保障は(3) (1)〜(7)続く
機会平等、人生前半こそ教育充実し若者年金も
・・・・「人生前半の社会保障」という考え方を提案していますが。
「90年代からの社会保障論議は圧倒的に高齢者中心だ。経済成長期は会社や家族というしっかりした安全網があり、人生のリスクが高齢者に集中していた。低成長期は終身雇用制が崩れ、家族も多様化し、リスクが人生の全般に及ぶようになっている。失業率がもっとも高いのは10〜20代だ」「所得資産格差も広がり、豊かな家庭の子でないと高い教育が受けられないなど機会の平等が崩れ。共通のスタートラインに立てていない。機会の平等を実現するには自由放任でなく、国などが積極的にかかわる必要がある」
・・・・・若者向けですか。
「広い意味では高齢者以外の社会保障を指すが、特に子供から30代前半までを意識している
・・・・機会の平等を実現するには何が必要ですか。
「教育と社会保障を一本的に議論すべきだ。これからは教育が最大の社会保障になる。一定の所得も保証される。日本の公的な教育支出は、経済協力開発機構(OECD)の中でトルコの次に低い」
'06.7.21.朝日新聞・千葉大学法経学部教授・広井良典さん