散歩道<1109>

           講演会・フルビエール(リヨン)の丘から(1)フランスの学校文化と思考表現スタイル    (1)〜(2)続く

 リヨン:絹織物の街、ファッションの街だ:この市内には古代、中世、近代、現代がそのままに残っている。ローマ時代のリヨン、ルネッサンス時代の建物がそのまま残っている。チーズ、ハム、ケーキ等食文化は大変盛んだ。明治初期には日本の岩倉具視もここを訪れている。フランスの学校制度は週4日で宿題をたくさん出すような形をとっている。日本やアメリカのように学校で知育や徳育の教育は行なわない(運動会や、学芸会等)。勉強のみである。言葉は全ての基礎。国語と算数の教育に時間を掛けて教える。文法では動詞の活用を教える。言葉で文章は作る訓練をする。言葉で説明できなければ黒板は使えない。常に辞書を引く習慣をつける。中学では美しい文章、高校では文章の訓練、個性の教育は大学以降である。歴史には時間をかける。この基本の形はずーつと何百年も続いたままだ。
 アメリカでは@何が起こったのか。Aなぜ起ったのか。結果から原因を追求する歴史がある。
 フランスでは@クロノジー
(年表)(時代順の時系列を重視する)。A異質な時間の統合、・・・価値観の大変更。B両義性の多様性の強調。
 (この違いは日本:全ての部分、米国:必要な部分のみ、仏:全体像述べる)で区別されるだろう。


このような教育法は2000年代変らない(フランス)   社会情勢で変る(アメリカ)   この中間(日本)
  文章の起承転結の基本的考え方は変らず


'06.7.10. 国際日本文化センター助教授・渡辺雅子様 講演会・フルビエール(リヨン)の丘から・フランスの学校文化と思考表現スタイル

備考:先生の発表では、長い伝統に裏ずけされたアメリカ流以外の方法がここにはあるということです。基本はあくまで自国語と数学だそうです。