散歩道<1096>
                        東レ・ミズノ・新素地夏女クール

                    東レ・砂のつきにくい水着・超微細加工技術で

 東レは砂がつきにくい水着素材「サンドループ」を開発した。07年春夏向け商品の企画を始めるアポアレルメーカ−やスポーツ用品メーカに売り込みをかける。超微細加工技術で繊維の表面に撥水剤と撥油剤をバランスよく付着させた新素材。砂や泥を海水とともにはじき落とし、サンオイルなどの油汚れもつきにくいという。同社は「見た目が綺麗なだけでなく、水着についた砂を手で払うわずらわしさや不愉快感も解消できる」としている。

                  
ミズノ・吸湿・速乾優れた下着・球技ウエア用生かし

 汗のべたつきを抑えるなど、スポーツウエア向けの機能性素材を活用した下着事業を、スポーツ用品大手ミズノが強化している。本格的な競技ウエア市場が伸び悔やんでいるためで、認知度が低い女性向け商品の拡大に特に力を入れている。女性社員5人のプロジエクトチームで、「下着売場においてもらえる商品づくり」を目指す。現在、量販店向けの婦人用夏物として、シャツやシーツ、ブラジィアなど6商品を展開。同社が協議用ウエア用に開発した機能性素材「ドライベクター」を使い、生地が吸った汗や湿気をすばやく発散するのが特徴で、消臭機能もある。既存のスポーツ用下着とは違い、肩紐を補足したりレースを使ったりして、女性らしいデザインを打ち出した。女性用下着の本格展開のきっかけは、水分で発散する素材「プレスサーモ」。元もと冬期五輪のスキーウエア用に開発された。冬の登山やアウトドア用肌着に使ったところ、「寒い日に着るのにぴったり」と日常用に購入する客が目立った。そこで昨年秋冬シーズンは、競技ウエアで培った特殊な裁断や縫製技術で動きやすさを追求しつつ、襟ぐりを深くするなどデザインも改善。イオンやダイエイなどの量販店に販路拡大を図った。「下着売場で販売したいと頼むと驚かれた」が、作秋、冬シーズンに量販・直営店約130店舗で、約1億円を販売。今後も「クールビズやウオームビズと連動させながら、認知度を高めたい」と意気込む    '06.7.7.朝日新聞

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