散歩道<1079>
世界の窓・閉塞感破る指導力が必要(2) (1)〜(3)続く
しかし、日本の新聞を見ると、最近東京で開かれた国際会議や国際シンポジュームに出席した米国や東アジアの指導者や専門家は必ずしもそうは考えていない。日本の対中、対韓関係と関連してマレーシアのアブドラ首相は、これらの2国間対立によって地域協力が「人質」にとられてはならないと指摘し、関係改善を促した。又、先ごろ中国と韓国を訪問したシンガポールのリー・クアンユ−元首相は「日本の指導者が本当に反省すれば中国も韓国も日本に協力したいと思っている」と語った。米国のハーバード元駐韓大使は日中の関係悪化が地域に緊張感をもたらすと米政府が懸念していることを明らかにし、コロンビア大学ジェラルド・カーティス教授は靖国問題が中国ばかりでなく世界で日本のイメージを悪くしていると指摘している。韓国においては先の統一地方選で過去2年にわたる内政と外交の失政に対する国民の批判が政府与党に前例のない大惨敗をもたらした。他方、日本では、6月12日に発表されたNHKの世論調査によれば 小泉内閣に47%の高い支持率が寄せられている。そして、つぎの総理大臣が一番力を入れて取り組んで欲しい政策について「アジア外交の修復」を挙げた人は15%だけだった。韓中日3国の関係改善に対する募るのは閉塞(へいそく)感ばかりである。
'06.6.21.朝日新聞 韓国元外相 孔魯明(コンノミョン)氏
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