散歩道<1078>
世界の窓・閉塞感破る指導力が必要(1) (1)〜(3)続く
去年の春、韓国では島根県が「竹島の日」を制定したことで、又中国では小泉首相の靖国神社参拝問題が日本の国連安保常任理事国入り問題とからんで、それぞれ史上前例のないといわれるような反日デモを引き起こした。それ以来、日本と韓国、中国は首脳間の往来と対話が途絶えている。このような事態の背景には韓日両国首脳の個人的心情の問題があるばかりではない。日本の次期総理の有力候補者として名前が挙げられる政治家の中には靖国神社参拝を否定しない人がいるだけに、人が変れば解決されるという簡単な問題ではなさそうだ。このような状態が続く場合、5年後、あるいは10年後にも今のように領土問題や靖国問題でわれわれ3国間においては、緊張と対立を繰り返すことが続くかもしれない。日本の政府筋は、問題があるのは中国と韓国だけであってその他の東南アジア、インド、オーストラリア、などとはうまくいっていると国民に説明している。悪いのは韓国と中国の方だと暗に示唆しているかのようだ。
'06.6.21.朝日新聞 韓国元外相 孔魯明(コンノミョン)氏
関連記事:<637>世界の窓・強固の地盤外交にいかして、<932>「韓半島」解決は百年の計か(1)、<933>(2)、<934>(3)、