散歩道<1051>
人はなぜ花を愛でるのか?講演会(1) (1)〜(2)続く
オーガナイザー日高敏隆氏、白幡洋三郎*4氏、ディスカッサント秋道智彌氏、大西秀之氏、岡田康博氏、小川勝氏、小汐千春氏、小山修三氏、佐藤洋一郎氏、高階絵里加氏、武田佐知子氏、渡辺千香子氏(長時間の多くの分野の違う先生の発言であるので自分なりに纏めてみた。)
1、花は遺跡には(花として独立したものとしては)残っていない。ネアンデルタール人は6万年前花を飾っていたという説がある、種子としては残されているように思われる(この報告には感激したものです)。この話以外には花が遺跡に残されたものは発見されていない。遺跡に残っている絵は男性が描いた絵である、それも関心があるものだけが描かれている。
2、メソポタミヤ文化は、現実のローゼット(バラの花をモチーフにした模様)の花:命、豊饒を意味する(つぼみ、花、実になるもの)。パピルスに残されている:エジプト文化は、象徴的に花を捕らえて、ロータス(世の苦しみや故郷を忘れる、快楽にふけるという果実)は太陽とつながっていると考えられており、復活、再生を意味する。
3、人間の観念:花を愛でるとは:(植物は生をつなぐことで)人間の生命力、宗教的シンボル、春の賛美であり、文学的背景(尾形光琳・かきつばた*3:伊勢物語を暗示する)がそこにはある。花によっては時代によって扱われ方が違う(食べる、飾る、愛でる、薬草として重宝する)。
人工的に作り上げたものを、花は愛でられる。 ブータンでは、(役立たないので)(日本人が好む)しゃくなげを愛でてはいない、飾っているものは外国生の花である。
美しい花には(香、大きさ、数、形、いい臭いでないものもある)。花は、昆虫が蜜を集めて、運ぶ、蜜への道しるべでもある。
備考:講演会:'06.5.27.国立京都国際会館
備考:'06.6.16.朝日新聞・文化にシンポで研究者等「難問」に挑戦として、この記事が取り上げられている。
備考:'09.7.5.白幡洋三郎氏*4、静岡県知事選に民主党から出馬、'09.7.5.知事選に当選されました。おめでとうございます。
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