散歩道<1048>
活字文化が危ない!メディアの役割と責任・育て考える力 言葉の力信じて(1) (1)〜(2)続く
基調講演・柳田邦男氏、パネリスト早稲田大学教授藤田博司氏・共立女子大教授鹿島茂氏・
大阪大大学院教授鈴木秀美氏・弁護士山川洋一郎氏・山口大大学院教授山本哲郎氏 (自分で纏めたもの) '06.4.12.朝日新聞
| 討 論 会 趣 旨 | |
| 基調講演 | 1、ITという21世紀型技術の負の側面は、言語文化への侵食と、特に子供の心と言葉の発達を遅らせる 2、言語表現や文脈理解力を壊しつつあるのがデジタル文明ではないか。 3、日本で最近起きている少年、少女の事件の背景には様々な要因がある。心の未発達を指摘されている(ゲームやゲームに浸ってる子供の考え自己中心的で、現実と仮想現実の区別がない。言語力や感情の分化発達が6〜8歳で止まっている。) 4、新聞の特殊指定はずしも官僚主義からきている。公正取引委員会の担当者が自由化・市場主義イデオロギ−の下で、自由競争を強い、新聞を弱体化させようとしている。専門家委員会で自分の視野の考え、柔軟性を失うとどうなるか。もっと生きた人間に対する思考力を持たないと、この国は成熟しない。 5、世界で少数民族を含め数千ある言語はグロバリゼーションの影響で約9割が死に絶えてしまう。これは市場主義とIT革命がもたらす未来を象徴している。 6、世界という現実のパノラマを活字で提供する新聞の任務もいよいよ大きい。言葉を断片化、記号化させるネット社会の中で、人の心のひだを大事にし、考える力を育て、生きがいを考えるという、短文や記号では済まない問題に新聞がどうチャレンンジしていくか。新聞人は紙面構成と記事の作り方に革命的な発想を導入してほしい。 IT革命負の側面克服を (皆様の見出し) |
| パネルデスカッシヨン | 7、昨年7月、国会で文字・活字文化振興法が成立。 8、新聞:不特定多数の人を想定して色々な思考を組み立てる。(自由な情報の表現の自由や知る権利の観点から見れば)、情報が全国に行き渡るための流通プロセスを保護する役割を持っている。 9、メディア:相互通信性:危機の原因を論じる場合、視野が狭まってしまう恐れがある。 10、世の中の重要な問題については、様々な意見がある、対立もあるが、多様な見方に触れられるような多様な論調、報道をする新聞が多数存在していることが大切だ。 11、最近の初等教育に使われる本には挿絵や写真が増え、文章が減っている。大学センターの試験の答案が記述式でなく、マークシート式であることも活字分化に悪い影響を与えている。 12、活字、読書、新聞離れといった活字分野がいま非常に危うい状況にある。 「電車で読書」はいま昔 多様な論調守る宅配 ネット、短絡思考招く 人権口実に報道規制 新聞通じ教育期待 |