散歩道<1026>
常識の外側(3)・高齢者頑張れ(1) (1)〜(2)続く ・・・・・発想を変える
NHK・”この人にときめき”という番組で、恩地日出夫監督の「わらびのこう」の話。全国で100回以上この映画を上映されたり、監督が話をされたりされ、多くの高齢者が感動を得ているようである。60才以上になると人里から離れてわらびの里に捨てられる老人(昔全国であった姨捨山の、今の話)。ここで男女8人の集団生活が始まる。作物だけは作ってはいけないという規制がある以外、全て自由である。ここでは里の規制や風習、道徳から開放され自由な身で、魚を捕ったり、恋も生まれる。厳しい冬を越す問題等あるが、実は伸び伸びと新しい環境に慣れていく様子が描かれる。そうして、ここで死ぬ日まで自分の意思で過ごすのである。昔の日本は貧しく、ものも無かったが、人は互いに助け合い、励ましあって、明日は今日よりも必ずいいことがあるだろうと信じて生きてきた。今世の中は物質的には豊かになり、ものはカネで買える、しかし、人との付けあいは疎遠で一人一人は孤独である。その方がいいのだといった感覚になってきている。しかし、世の中,物には恵まれたが、このことで、失ってきたものも多いのではないか、それを問いただすことになる。出演者の反応(市原悦子様等からは死ぬことが怖くなくなったということだ)。映画は多くの人が観に来てくれなくては、いい作品とはいえないそうだ。監督も今から5本の映画をとりたいと挑戦中である。
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