散歩道<1011>

                       「靖国」米国はどう見てますか(1)                 (1)〜(3)続く
               日本の立場弱めている・挑発避け、配慮が重要・日米同盟の深化は評価

・・・・カルダーさんは東アジアに「日中の戦略的なライバル関係が登場していることに注目しています。「日中関係には明確なパターンがありました。19世紀までは中国が優越し、明治維新以後は日本の方が力を持った。最近になって両国が史上始めて、ともにパワーと富を持つという見通しが出てきた急速に台頭する中国と、自己主張を強める成熟国家日本との闘争の舞台が整いました」。「日本は中国の野心を懸念し、一方、中国は日本の軍国視主義が復活すのではないかと恐れている。第2次世界大戦の記憶に触発されたナショナリズムの高まりがある。これでは、両国間の経済関係がいくら深化しても、それだけでは沈静化しない。
・・・歴史問題をどう捉えていますか「死者の追悼は日本国内の問題で、どのように追悼するかは日本人だけが決めることだ。ただし、その権利を行使するにあたって、外交的配慮をすることが重要でしょう。本来は外国人である私は発言すべきでないかもしれません。しかし、歴史問題は日本の外交的立場を弱め、それは米国にとっても影響を与えかねません。私が論じるのは外交問題としての側面です。「何人かの保守的政治家が言うように、、靖国参拝は政治問題化してはいけないと思う。中国がこの問題でに日本に指図するのはおかしい。しかし、残念なことに、現実には首相が参拝し続ける限り、政治争点であり続けるのです」

'06.5.5.朝日新聞・ジョンズ・ホプキンズ大ライシャワー東アジア研究所長ケント・カルダー氏に聞く

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