散歩道<939>

                 大集合・(449)1784・(133) 社説・プラごみ戦略(1)  「大国」に見合う対策を

1784. プラスチックごみを、どう減らしていくか。その鍵を握るプラスチック資源循環戦略の素案を環境省がまとめた。2030年までにレジ袋やストローといった使い捨てプラスチックの排出量を25%削減し、プラスチック製容器包装の6割をリサイクルや再利用する。こうした数値目標を政府が掲げるのは初めてだ。絵に描いた餅に終わらせてはならない。
 海にプラスチックごみが流れ込むと、波や赤外線で砕けて5㍉以下のマイクロプラスチックになる。これが有害物質を吸着して魚介類に取り込まれ、植物連鎖で人間を含む多くの動物に悪影響を及ぼす恐れがある。
 地球規模の汚染を防ぐため、脱プラスチックの流れが強まっている。欧州委員会がストローやカップなどの規制案を出したほか、多くの国々が独自の対策に乗り出している。民間でも世界的な飲食チェーンがプラスチック製ストロー使わない方針を相次いで打ち出した。日本はこれまで、使用済みプラスチックの分別収集や有効利用などで、プラスチックの海洋流出の抑制に努めてきた。
 とは言え、一人あたりの使い捨てプラスチックの使用量が米国についで世界で2番目に多い「プラスチック大国」である。卆先して脱プラスチックに取り組む責任がある。
<検>環境

 
'18.10.20.朝日新聞