散歩道<76>
ほめられること・叱られること・ごっつあん
1、人を教える場合にほめるべきか、叱る(しかる)べきかの問題がよく議論される。人が自分から気持ちよく行動するには、ほめることの必要性を説く格言に、山本五十六の言葉がよく引用される。どちらに比重を置くかであるが、私はほめることの方が人にいい関係を長い間築く事になると思う。そこには両者間に人間関係の信頼性があり、そのことは自信につながると思う。その為には評価が公平であったり、隠れた努力を上司が認めてくれたり、将来を見つめてくれていると、自分も期待している部分がある。その様な関係であれば、叱ってくれた場合でも人を好きになったりすることもある。
備考:同僚と、この件について話し合ったが、何10年前に(40〜50年前のことでも)、ほめられたことを、今でも覚えている人が多いことがわかった。*2
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2、悔しさが原点となって、その後大きく飛躍する人がいるが、自分からその悔しさを、自覚したり、認識できるようになるには、かなりの時間がかかる。しかられた本人が成長をしてくれなくては困る。そうして、期待に応えるよう努力する必要がある。相撲社会に「ごっつあん」*3という言葉があるが、そのことを本人がしかってくれた先輩に心から感謝し、どこかの部分で先輩を超えることが出来たと感じた時、心からこの言葉が言えるものだ。この言葉はこのことを表現するには、本当にいい言葉と思う。しかし実に時間がかかることも事実である。
備考:私も1回だけこの言葉を使った経験がある、<1064>*3
3、自分を褒めてやりたいという名セリフの残したのは、オリンピックで2回連続でメダルを取った、有森裕子さんの言葉だ。