散歩道<7001>

                        新時代・令和・ 分水嶺の科学技術(7)

 進歩は両刃(もろは)の剣 どちらに転ぶか 責任の重い時代

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・・・「プロ」から見て、近年の科学の進歩をどう捉えますか。
 「生命科学は、研究が飛躍的に進み、遺伝子の書き換えもできるようになりました。全人類の知能を上回るAIも登場するでしょう。原子力はすでにできてしまっています。私たちは、地球の40億年余りの歴史において、クリテイカルな時代にいるのではないでしょうか。人間はわずか数十年で深海にも宇宙にも行けるようになりました。地球が始まって以来のモンスターです。科学技術に携わる者として、今を生きる人々の幸せも大切ですが、長い目で見て、地球の運命を左右する大変な時代にいると自覚しています」
・・・・令和はどんな時代になるでしょう
 「今は山頂で、どちらかに転がってもおかしくない状況だと思っています。科学技術は両刃
(もろは)の剣です。IPS細胞の発見も、パンドラの箱と言われることがあります。これからが幸せになるのか、とんでもない子尾になるのか。令和は、どちらに行くかが決まる時代に鳴門思います。一旦決まると逆戻りはとても難しいでしょう。1万年後、今を振り返る知的生命体が地球に残っていれば、『2030年、2040年くらいがターニングポイントだったね』とおもうかもしれません」<検>科学、

'19.7.20.朝日新聞・京都大学IPS細胞研究所超・山中伸弥さん