散歩道<6989>
人工知能が人の能力を超える将来がささやかれる時代、社会に備えの必要はないのか。
AIに負けぬ読解力を(1)
・・・AIにできる事、できないことは?
「AIと言ってもしょせんはソフトウエァ。しかも、コンピユーターの原理を考案した」英国の数学者、アラン・チューリングが20世紀初頭に論文できした『計算可能な関数』の一部が実現できているだけ。『意味が何なのか』は数学では未解明な領域なので、量子コンピユーターが出来たとしても、総体としての人間をAIが超えることはないでしょう」
・・・シングラリティーはこないと?
「シングラリティーを唱えている人たちは、ノストラダムスの大予言ンと一緒ですね。ノストラダムスは、ヒトラーの出現もケネディ大統領の暗殺も公害も予言したことになっています。でも予言と言っても、後から起きたことをあてはめてみればなんとなく当たった事に成る。そう唱える人達は(シングラリティーが来ると言われる)2045年になるまで責任をとらなくていい。メディアも含め、なぜ踊らされているのだろう、と思います」 <検>IT
'19.7.28朝日新聞・1国立情報学研究所教授・新井 紀子氏