散歩道<6891>
                                インタビユー  平成から令和へ・財政の機能不全(4)

 
・・・・自民党一党支配の限界だったようにも見えます。
 「自民党のほかに代替え案がなく、対抗する政治勢力が弱かったとしか言いようがありません。政策形成能力がある野党が育たなかったため、議論が非合理的な方向に進んだ。自民党もかっては多様な利害を包み込む政党だったが、09年に下野した後は政策の巾が狭まってしまった」
 09年の政権交代は日本の政策が変わるチャンスだったと。
 「民主党は代替え案を示し、実行に移す責任がありました。『コンクリートから人へ』というメッセージの方向性は間違っていなかったし、公的年金の一元化や教育の無償化など掲げた理想は高かった。しかし、中途半端で失敗に終わり、国民は政治に失望した。民主主義に対する幻滅を生んだともいえ、歴史的責任は大きいい」
<検>政治、<検>経済

'19.4.23.朝日新聞・東大學名誉教授・神野 直彦氏