散歩道<6883>
                          
インタビユー・平成から令和へ・長期停滞の危機(2)

 平成経済はバブルで始まり、いくどかの金融危機に見舞われた。日本が世界第2位の経済大国から転落していく歴史でもあった。低成長社会のままでいいのか。経済施策運営には問題があったのか。小泉政権で経済政策をの司令塔を長く務めた東洋大学教授の竹中平ぞさんから、平成がどう見えたのか聞いた。

脱デフレは本気か 疑わせた消費増税 物価観は代えられず

・・・・それが長い低成長時代の幕開けでした。ただその後も、程々の実質成長はありました。人口減少、超高齢化のもとでは結構検討したのではないですか。
 「勿論」経済の成熟、所得水準の向上とともに、成長率が落ちるのは当然です。でも日本より所得水準が高い国、例えば米国などより成長率が低いのはおかしい。成長率は1年では小差でも5年、10年たつと大きな差になる。一人あたりの所得水準で日本は最も高いスイスの半分以下。日本人はそででいいんでしょうか」
 「10年ほど前から制かは第4次産業革命に入り、米国でGAFA(グーグルやアマゾンなど)のような企業が台頭しました。日本ではバブル崩壊に戸惑い、改革を10分やらなかった。そういう企業が出てこない。先進国にキャッチアップする努力を忘れてしまった。その状況認識なしに次の時代につなげることはできません」
・・・・むしろキャッチアップされる側になったのでは。
 「ある面ではそうです。たとえば都市環境。東京圏は3500万人も住むのに、こんなに空気も水もきれい。社会資本が充実している。ただ一方で、産業は競争力うを失っています。平成初期に企業の時価総額ランキングで世界トップ10に日本の企業名は7社あったが今は50以内でも数えるほどです。」
  この8年で世界で最も成長した産業は、私はライドシェア(相のり)だと思う。米ウーバーが誕生し、企業価値はいま、7兆円となって日本のメガバンクより大きい。中国でもシンガポールやインドネシアでも、ライドセェアの企業が急成長している。日本ではタクシー業界の反対でそういうベンチャーがうまれません。lこれは政策の責任です。
<検>経済、<検>政治

'19.4.13.朝日新聞・小泉政権の経済司令塔・竹中 平蔵氏