散歩道<6856>

                     異論のススメ・平成の終わりに思う(4)・にぎやかさの裏 漂う不安

 しかもこの競争のメカニズムは、今日、多くの場合、成果を客観的な数値で測定すという数値主義や成果主義へとゆきつき、数値で示される成果が殆どその人の能力の指標になるとなれば、かなりの人が心的なストレスを受けるのも当然であろう。
 そして少しでも道を外すものがいると、すでに心的な不安を抱えているものが、「正義」をたてに激しい社会的な攻撃を加えて来る。テレビやSNSのようなメデイアがこの「目に見えない悪意」を増幅する。
だが、そもそも人の人格など表層にあらわれた成果や数値で測定できるものではないのだ。<検>政治、<検>世相、4

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19.3.1.朝日新聞・佐伯 啓思氏