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言論・私の「団塊」流(1)・過去・現在・未来 (1)~(2)へ続く
高齢化社会の重要な転換点「公共」の問題に取り組もう
1つの世代が持つ「価値観」というのがある。それは時代の潮流を受けながら共有され、次の世代、子の世代に影響を及ぼしていく。残念ながら、団塊の世代のものの見方や考え方は、程度の差こそあれ「経済主義」と「私生活主義」掛け合わせたような価値観だった。経済主義は、経済に異様なほど価値を置いた対米過剰依存の拝金主義であった。第2次大戦の敗戦を「米国に対する物量の敗北」と総括した日本が、物量で復活することを唯一のコンセンサスにし、右肩上がりの時代と並走してきた。終身雇用と年功序列体系の最後の世代が団塊の世代です。個人主義は、体制が抑圧しようが自分の思想、哲学、信仰は守り抜くという気迫に満ちた生き方です。しかし、私生活主義とは、自分の生活空間を保っていたいという程度のライフスタイルであって個人主義でもなんでもない。60年代末。僕は当時の座標では「右翼秩序派」と呼ばれ、一般学生として全共闘と向き合い、大学改革に取り組んだ。オヤジの世代を批判し、体制を否定すること陶酔して終わるような全共闘運動の未熟さが許せなかった。71年大学院で、大学紛争の総括として同人誌に「政治的想像力から政治的構想力」を書いた。当時「政治的想像力」が叫ばれていたが、想像力は我々が進むべき道を示しうる構想力まで成熟して初めて役に立つ、と主張した。
'06.2.20. 朝日新聞・日本総合研究所理事長・寺島実郎様
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