散歩道<6524>
日曜に想う(3)・町おこし モデルを捨てる勇気
自分たちが大人で作った若者の自由なモデルが代えつて過去に縛られて若者の自由な発想を奪う空気を生んだんではないか。竹部さんは決意した。
地元若者に鯖江には何もないと思ってしまう現状を変えたい。その原点に戻り、「住みたい町」の未来像をえがくことから始める。課題を見つけるのはその後だ。鯖江の中高生と全国の大学生のチーム編成にして「課題解決型から未来創造型」へ銘打つことにした。
議論自体も変えよう。失敗を恐れずなるべく多くの仮説=試作品(プロトタイプ)をつくる。地元の人々にヒアリングしては作りなおす作業を重ね、最善案に絞り込む手間を掛ける。ビジネス界のデザインシンキングの手法だ。東大から国交省に入った若者から来た話がヒントになった。IT禁止も発想や議論の自由度を高める為だ。発表も劇仕立てにし、いかに共感を得るかを競う。鯖江市長以下の審査員制度をやめて一般聴衆の投票で優秀作を決めることにした。 <検>地域、<検>政治、<検>氏名、
'18.7.15.朝日新聞 編集委員・曽我 豪氏
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